ドビュッシー「海」
ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団のルガノでのライヴ録音を聴く。シューマン「交響曲第2番」と、ベルリオーズ「ラコッツィ行進曲」がカップリング。勢いで押し切ったような演奏で、細部には全く拘らない感じ。雰囲気もない。なぜこんなに猛烈な表現なのだろう? セルらしくない印象。
パレー/デトロイト交響楽団の演奏は、とても優しい印象。丁寧に響きを作っている。cresc.やdim.の時にテンポを揺らすのが、とても自然で素敵に思えた。
プレヴィン/ロンドン交響楽団はスコアを見ながら聴くと、丁寧に指示を守っていることが分かって感心する。何かはっきりしない発音だな、と思ったりすると、スコアにはpから入ってcresc.、と言った指示がきちんとあるわけだ。これもこれで良い。
あとトスカニーニ/フィラデルフィア管弦楽団の演奏もiPodに入れておく。かなりノイズがあるけど、面白そう。