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戦争論争戦

戦争論争戦 (幻冬舎文庫)

戦争論争戦 (幻冬舎文庫)

近くのBOOK OFFで買ったままだったが、先週中に読んだ。小林よしのり、いけてないと思った。田原総一朗のほうが、展開されている考えが明快だし人に伝わりやすいと思った。小林にしてみたら、「新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論」の中で言い尽くしたというスタンスでのこの対談に臨んだのだろうが、これしか読んでいない僕は、田原のほうに分があると思う。あとがき・まえがきで、二人がそれぞれ対談の感想等を開陳しているが、そこで語られているほど面白くもなかったし、丁々発止という感じでもない。田原は全く揺るがない。小林は「解釈が違う」と言っては逃げているだけのように思える。小林が「プロパガンダ」という単語を連発するのにも引く。